総務文教常任委員会が開催されました。
私の所属する総務文教常任委員会において、以下の3件に関する所管事務調査が行われました。
1.新型コロナウイルス流行下での防災行政の状況について
三沢市では、「新型コロナウイルス感染症対策における災害時避難所運営方針」が策定されています。この方針は、既存の市避難所運営マニュアルを補完し、避難所での感染症対策を徹底するものです。内容としては、①避難所の過密状態防止②避難所(避難者)の衛生管理(健康管理)の徹底③避難所スペースの確保④避難者自身の感染予防・拡大防止措置の理解と協力⑤感染が疑われる避難者への適切な対応などが具体的に示されており、避難所内での感染防止の観点から、高さ1m50cmの仕切りのある段ボールベッドを導入したり、感染が疑われる避難者専用スペースを設けたりと、様々な面に配慮がなされています。これらは、先進的な取り組みとして、ニュース番組等でも取り上げられました。今後、有事を想定した避難訓練も10月に実施予定とのことです。以下、担当課より説明を受けた際の質疑応答の内容を一部抜粋しています。
質問要旨:国のガイドラインでは、避難所内での感染症拡大防止を図るため、避難者1人あたりのスペースを従来よりも広く確保することを求めている。必然的に、一避難所における収容人数が減となるが、どのような対策を講じるのか?
担当課:市としては、避難所となる学校の体育館だけではなく、各教室等も必要に応じて活用することを想定している。また、新規避難所として、県立三沢航空科学館も追加指定するため、現在関係機関と調整中である。
この他、各避難所をより円滑に開設・運営するため、先進自治体を参考に、スマートロック(遠隔で玄関の鍵を開錠・施錠できるシステム)を各避難所に導入しては?という点についても質問いたしました。現状、避難所となる学校等では、担当者が開錠するまで施設内に入ることができません。前もって予測の出来ない災害、予想をはるかに超えた規模の災害等が発生した際は、各所で大きな混乱が予想されます。先進自治体の取り組みを研究しながら、当市においても今後導入されることを望みます。
三沢市防災管理課「災害時における避難所での感染症対策」
http://www.city.misawa.lg.jp/index.cfm/11,37668,49,373,html
2.小中学校での新型コロナウイルス感染症対策について
市では、これまで、感染症の拡大にともない、市内小中学校の臨時休校措置や感染症対策の徹底に取り組んできました。また、今後の長期的な感染予防の視点から、「三沢市版 衛生管理マニュアル」について、①新しい生活様式を踏まえた感染症対策②教員の感染症対策に係る負担軽減③感染者や濃厚接触者への配慮の3点を新たな視点として取り入れ、見直しを図りました。なお、修学旅行については、児童生徒の健康管理・安全確保を徹底した上で、旅行業者・保護者等との連携を図りながら、旅行先を比較的感染者の少ない東北エリアに変更して実施予定とのことでした。
質問要旨:③感染者や濃厚接触者への配慮に関し、教職員、児童生徒、保護者等が感染及び濃厚接触者に該当した場合、いじめや誹謗中傷等につながる可能性が危惧されている。全国各地でも様々な事案が発生しているとの報道もある。市内各校の状況と、今後の取り組みは?
担当課:市内小中学校においては、感染症に関係するいじめ等の報告はまだない。しかしながら、重要な問題であると認識しており、いじめや誹謗中傷が起こらないよう、今後も児童生徒への指導徹底と保護者・関係機関との連携を密にする。また、スクールカウンセラー等と連携したサポート体制により、心のケアにも努めたい。
3.GIGAスクール構想の進捗状況について
三沢市では、年度内に市内全小中学校へタブレット(1人1台)や大型提示装置(ディスプレイ)、無線LAN等を整備する予定です。そして、来年度からはICTを効果的に活用した授業等を行う予定であり、児童生徒が「情報やICT機器を適切に活用して、自ら問題を発見したり、自分の考えをよりよく形成することのできる力」を養うことを目指します。市としては、現在、教員対象の研修を実施しているほか、上久保小学校並びに第一中学校をモデル校として、実際にタブレット型端末を活用した授業が行われています。
教育現場においてICTが活用されていくことは、大きな効果が期待されています。子どもたち個々の理解度や教員の指導力に関する分析結果をもとに、より効率的・効果的な指導プログラムを組み立てられるようになりますし、自宅や病院等にいる児童生徒に対する遠隔授業も技術的には可能となります。また、多忙を極める教職員の方々の負担軽減にもつながると思います。ぜひとも、整備して終わり。。。ではなく、子どもたちがICT化のメリットを最大限に感じられるよう、今後とも最善の活用方法を模索していっていただきたいと思います。
【参考】
文部科学省「GIGAスクール構想」について
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20200706-mxt_syoto01-000008468-22.pdf
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