一般質問に登壇しました。

令和3年第4回定例会において、一般質問に登壇しました。

今回は、道路行政及び投票環境の向上の2点について質問いたしました。

概要につきましては、以下の通りです。


1.道路行政について

Q.私道は、主に国や自治体が管理する公道とは異なり、個人または民間事業者等が所有している土地を、道路として使用しているものを指し、あくまでも所有者及び管理者である個人または民間事業者等の責任のもと、適切に維持・管理されるべきものであると認識しております。現在、三沢市では、私道のうち市道認定基準を満たすものにつきましては、市へ無償で譲渡することが可能となっておりますが、実際のところ、道路の形状や登記に関する事など様々な要件等を満たす私道はごく一部であるため、私道整備がなかなか進まず、未舗装のままとなってしまっている私道が市内各所に数多く点在しております。日頃から、地域住民の方々が主に生活道路として使用している私道のうち、未舗装であるものは、砂利等が削られ、穴が開いてしまっていたり、側溝が劣化していたりと、危険な箇所が見受けられるものも数多く存在し、地域住民からは、「舗装したくても費用面の負担が大きく難しい、維持・管理することが大変だ」、「高齢者や子どもたち、障害を持った人たちが通行する際、非常に危険であり、日常生活にも支障をきたしている」などの切実な声が寄せられています。あくまでも私道は、その所有者が管理すべきものでありますし、これまで、危険性が確認される箇所については、市が穴埋めや補修等の対応にあたられていることも承知しております。しかしながら、市民の安心・安全に暮らせるまちであるためにも、市として何らかの対策を講じる必要があるとの想いから、以下の点を伺います。

(1)未舗装の私道について、課題等をどのように認識されているのか伺います。

(2)市民から寄せられた相談等に対し、これまで市としてどのような対応を検討されたのか伺います。

(3)私道整備助成制度等の導入について、市の見解を伺います。

A.市が道路用地の寄付を受けるにあたり、相続がされていないものや、土地境界が不明確なもの、雨水排水に問題がある等の理由で、寄付を受ける事が出来ず舗装整備が進まないことが課題である。本来、私道は所有者が維持・管理すべきものではあるが、近年、県内の自治体においても、一定の条件を満たす私道の整備に対し、工事費用等の一定の額を自治体が補助する制度が導入され始めている。住民が安全・安心な暮らしを実現するための整備方法として、他自治体の補助制度がどのような成果を上げているのか情報収集し、対応を検討したい。


2.投票率向上に向けた方策について

Q.近年、全国的に各種選挙における投票率の低下が問題となっています。当市における先般の衆議院議員選挙投票率は55.60%であり、前回の58.06%から、2.46ポイントの減となりました。県全体の同投票率52.93%を上回ると同時に、県内10市で比較しますと、八戸市に次いで2番目に高い投票率ではありましたが、昨今の各級選挙における投票率の低下傾向を鑑みれば、コロナ禍での選挙という点を踏まえても、憂慮すべき状況であることは間違いありません。言うまでもなく、投票率の低迷については、有権者の政治に対する信頼・期待・興味といったものが薄れていることが一番の要因であり、その点については、私たち議員が今一度、己を律し、地域住民の方々の信頼と負託に応えるべく、今まで以上に努力をしなくてはなりません。また、一方で、選挙の投票率向上への取り組みは、一朝一夕に成果が出るものではなく、自治体、学校、家庭、地域が一体となって、未来を担う子供たちに対し、地道に主権者教育に取り組んでいくことも、長期的視点に立てば最も重要なことであると考えます。これらの点を前提とした上で、選挙にいこうか迷っている、選挙に行きたくても様々な理由で足を運べない、そういった方々へのアプローチも非常に重要であります。当市におきましては、現在に至るまで、投票率の向上を図るため、主権者教育や各種啓発活動等にも取り組まれているところではありますが、期日前投票所のあり方等を含め、有権者の方々が、より投票しやすい環境づくりにも、これまで以上に注力いただきたいとの考えから、今回は、投票環境の向上、投票の利便性向上、これらを中心に質問させて頂きたいと思います。

現在、他自治体では、有権者の方々が投票しやすい仕組み・環境づくりに向けた様々な取り組みが進められております。報道によりますと、今回の衆院選で県内40市町村が開設した期日前投票所は、公共施設やショッピングセンター等、計103カ所であり、このうち黒石、十和田、むつの3市は若年層を中心とした投票率向上への取り組みとして、高等学校にワゴンやバス等を活用した期日前投票所を設置し、学生等が気軽に投票できる環境を整えるとともに、これまで市内に設けてきた投票所の統廃合が可能かどうか、検証も行うとのことでありました。

三沢市では、三沢市役所、おいらせ農協本店2階の2か所に期日前投票所を設けておりますが、市民からは、「市庁舎内の投票所周辺スぺースが手狭である」とのご意見や、おいらせ農協本店2階の会場については、「車いす等では利用しにくい」等の声も寄せられております。全国的に期日前投票を利用する有権者の方が増加傾向にあり、当市におきましても、この度の衆院選で投票された有権者の約4割が期日前投票を利用されている中において、投票環境の改善に向けた検討が必要であると感じております。若年層への対応はもちろんのこと、選挙に関心がないわけではないのだけれども、投票所までの移動が困難であったり、不便さを感じ、投票に行くことをあきらめてしまっている市民もおられる中で、現状をしっかりと分析し、今後の取り組みに活かしていくことが必要であるとの考えから、以下、3点お伺いいたします。

(1)これまでの投票率向上に向けた取り組みについて伺います。

(2)先般の衆議院議員選挙における投票状況等の分析と統括について伺います。

(3)現在の期日前投票所のあり方を含め、今後の取り組みについて伺います。

A.今後は、期日前投票所の普及浸透に伴う市役所投票所の混雑等も考慮し、おいらせ農協本店での期日前投票を含め、積極的な周知に努めるとともに可能な限りの環境改善を図りつつ、人口減少や投票率向上の課題も踏まえ、将来の期日前投票所及び各投票所のあり方について、国や県、他市町村の動向を注視し、検討したい。


一般質問の内容は一部抜粋したものとなります。一般質問の様子は、マックテレビや議会だよりでもご覧いただけます。また、市議会に関する各種情報は、三沢市議会ホームページをご確認ください。(※更新に多少時間を要す場合があります。)

■三沢市議会ホームページ(三沢市ホームページ内)

https://www.city.misawa.lg.jp/index.cfm/24,html


私の所属する会派のホームページでも活動内容を発信していますので、ご覧頂ければ幸いです。

■三沢市議会 かがやき(会派)のホームページ

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